以前収縮チューブを使用した奴や、キャップを使用した簡単引っ張りタイヤの作成方法をご紹介しました。
そして今回ご紹介するのは日々試行錯誤していい感じになった方法です。
今まではホイールにタイヤを履かせる方法でした。
今回は発想の転換でタイヤにホイールをはめて行く方法です。
でもちょっとハードルが高い加工がありますがご容赦ください。

今回はこのホイールを深リム加工します、ポルシェ914についていた奴です。
タイヤ3
このホイールの凸モールドを削り落とします。
私の場合は爪切りで切り取り、ヤスリで整えます。
こんな感じです。
タイヤ4
次にホームセンターでプラパイプを準備します。
タイヤ1
180円程度です、このパイプの内径をφ7.5~7.7mmに拡大します。
これがタイヤになるわけです。
タイヤ2
左が加工前、右が拡大後です、違いが分りやすいように色つけています。
まずここがハードルが高いです・・・
ドリルを使って大きくするわけですが、私はセンターをズラすことなく正確にドリルを入れたかったので旋盤を使いました。
普通のご家庭では旋盤なんて使えませんよね、申し訳ないです。
でもご家庭でも慎重にドリルを使えば加工可能だと思います、頑張りましょう。

次にこのパイプをご希望のタイヤ幅にカットします。
これは100均のパイプカッターで充分です。
タイヤ5
カットしたパーツを整形するわけですが、私はカウンタックの巻でご紹介した自作の治具を使います。
こいつですね。
たいや4
こんな風に若干引張り気味に削りました。
タイヤ6
次にプラパイプを1~2mm程度の幅で切ります、これが深リム部になります。
私が使っているのは確かエバーグリーン?とかのφ8のプラパイプだったと思います。
タイヤ7
棒を差し込んでるのはプラパイプがたわんで切れなくなるのを防止するためです。
タイヤ8
加工してる写真撮り忘れましたがカットする前に面取りしています。
そして写真の様に一部切り込みます。
これは穴系が小さい黒のパイプにこのパーツを入れるためです。
どれくらい切込みを入れるかは少しずつ加工して現物あわせをしてキッチリハマるまで広げて行きます。
タイヤパーツにホイールを差し込みます。
タイヤ9
次に色を塗ったリムパーツを差し込みます。
タイヤ10
これで完成です。

応用編もついでにご紹介。
このホイールは多分マジョレットだったと思います。→WILLYって言うやつでした。
タイヤ11
このホイールはタイヤとホイールに分けることが出来ます。
タイヤ12
このホイール部を同じように作ったタイヤと深リムパーツと組み合わせると・・・・
タイヤ13
こんな感じの立派な深リムホイールになります。
チョロQのホイールを使っても同じやり方で深リム加工ができます。
タイヤ14
ローレルに履かせてみました。
タイヤ15
いい感じだと思いますよ。
レッツトライ!